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13:00 ~ 19:00( 土曜日は17:00迄 )
休診日
火曜日、水曜日、日曜日、祝日

一般皮膚科

DERMATOLOGY

一般皮膚科について

小さな異常もお早めにご相談ください

皮膚疾患の症状は幅広く、原因もさまざまです。そのため当院の一般皮膚科では、患者様の生活習慣や既往歴なども踏まえて、適切に疾患の状況を見極めることを心がけています。そのうえでスキンケアや外用薬などを用いた治療を行うのが基本的な方針です。

また状況によっては保険診療で漢方薬を処方します。漢方薬の服用を続ければ、体質改善に繋がり、慢性的な皮膚疾患に対応できるケースもあります。「皮膚は内臓を映す鏡」という言葉もある通り、体内の状態やストレスと密接に関係しているのが特徴です。小さな皮膚疾患から内科的な疾患が発生することがあります。そのため、皮膚の異常が見られた場合には、自然治癒を待つのではなく、早期に診察を受けることが重要です。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、治しきることが非常に難しい疾患でして、原因も人によって様々です。当院では、医師とじっくり対話していただくことにより、患者様一人ひとりに最適な治療法を見つけ出します。

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帯状疱疹

小児期に、水痘(水ぼうそう)にかかった方は多いのではないでしょうか。帯状疱疹も水痘を引き起こす「水痘・帯状疱疹ウイルス」が原因で生じる皮膚感染症です。水痘は時間が経過すると治癒しますが、大人になってからもウイルス自体は体内に残存しています。そして何らかの要因で免疫力が低下すると、ウイルスが再活性化し、痛みや発疹が帯状に現れるのです。

帯状疱疹は1〜4週間痛みが持続し、重篤な合併症を引き起こす可能性もあるため、早期の治療が欠かせません。免疫力が低下しやすい高齢者だけではなく、仕事や家事のストレスなどで若い方にも発症することがあります。

当院では、生ワクチンまたは不活化ワクチンを用いた帯状疱疹の予防接種を提供しています。特に50歳以上の方々には、幼児の定期接種に使用される水痘ワクチンを帯状疱疹予防に利用可能です。
ワクチン接種によって、帯状疱疹の発症や後遺症の発生リスクを抑える効果が期待できるため、ぜひ気になることがあればお気軽にご相談ください。

蕁麻疹(じんましん)

蕁麻疹は、アレルギー反応が原因で皮膚に発生する病気です。
大きく「急性蕁麻疹」と「慢性蕁麻疹」に分かれます。どちらも赤い斑または隆起が生じて、強いかゆみを覚えるのが特徴です。

急性蕁麻疹は数分から24時間以内に発症し、慢性蕁麻疹は発症から数週間以上症状が続きます。
どちらの蕁麻疹も食事、ハウスダスト、内服薬、ウイルス感染など原因はさまざまです。

原因が特定できないこともありますが、基本的には抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤などを処方します。ただ処方薬自体が蕁麻疹の原因となるケースもあるため、状況を見極めて慎重に判断します。

水虫・爪水虫

夏場、皮膚科の外来患者様の三割以上が水虫とのデータがあります。非常に一般的な皮膚の病気ですが「治りづらい」という意見が大半を占めています。外用剤の選択や、外用方法を変えるだけでも、見違えるほど良くなります。

また、以前は治療法が無かった爪水虫も、内服薬を用いることにより治療効果が格段に上がりました。まずは、顕微鏡で水虫の原因となる糸状菌を発見することから、治療は始まります。

尋常性乾癬

鱗屑(りんせつ)を伴った大小さまざまな赤い斑点が全身にできる疾患です。ひざやひじ、頭髪の生え際、腰などに発症することが多く、また爪が侵され、かゆみを伴うこともあります。
まず、しっかりと診断し、内服や外用の一般的な治療に加え、全身に症状がある場合は、生物学的製剤適応のため、大学病院を紹介いたします。

湿疹

湿疹の種類は幅広く、原因もストレス、遺伝的要因、環境要因など多岐に及びます。そのため治療法に関しても、一人ひとりの皮膚の状況や生活習慣などで変わってくるのが特徴です。

例えば、単純な汗疹(あせも)のように見えても、実際はアトピー性皮膚炎やニキビだったケースもたびたび見られます。
ただ、どのような湿疹であっても、症状が長期化すればするほど治療の際の負担が増します。患部が拡大したり、化膿状態になったりするケースもあるので、少しでも湿疹が疑われる場合は、早期に当院までご相談ください。

当院では湿疹を治療する場合、患者様へのヒアリングを重視しています。症例によっては、薬によって症状を和らげるだけでなく、湿疹を引き起こす根本原因を解消するためのアドバイスを行うことも心がけています。

ニキビ

毛穴に詰まった皮脂によって炎症が生じること。それがニキビの基本的な発症メカニズムです。特に成長ホルモンなどで皮脂が過剰に分泌される思春期に多くなる傾向にあります。

ニキビは対処法を間違うと、なかなか治らなかったり、痕が残ったりすることもあります。
そのため当院では、保険治療とスキンケア指導を中心に患者様のお悩みに対応しているのが特徴です。
また改善が難しい場合は、光治療やピーリングなどの保険外の治療法をご提供することも可能です。
ニキビは初期段階から、皮膚科で対応できることがたくさんあります。美しい肌を維持するために、ニキビに関して少しでもお悩みがあれば、男性女性問わず、お気軽にご相談ください。

いぼ

皮膚のできもの一般を「イボ」と言いますが、専門的にはスキンタッグや脂漏性角化症などさまざまな皮膚病に分かれます。
特に多いのが、ヒトパピローマウイルス由来の感染症です。ウイルスへの感染後、すぐに症状が現れるのではなく、数か月から数年かけて手や足、陰部などにできものが生じます。「自然治癒力によって症状が消失するのを待つ」「抗ウイルス薬の内服」「液体窒素による冷凍療法」など、患者様の皮膚の状況、年齢などによって治療法は異なります。

口唇ヘルペス

ヘルペスウイルスは、ヘルペスウイルス科に属するウイルスの総称です。
なかでも「単純ヘルペスウイルス1型」の代表的な症例として、口唇ヘルペスが挙げられます。性器ヘルペスとして有名なのは「単純ヘルペスウイルス2型」です。
どちらも一度感染すると、治癒した後も神経節にウイルスが潜み、免疫力が低下した際には、再発リスクがあります。主な症状は口内や外陰部に発疹が生じ、高熱と激しい痛みを伴うことです。

当院では抗ウイルス剤の内服や外用薬で治療を進めます。口唇ヘルペスは誰もがなりうる疾患です。症状がはっきりと出る前に予兆(チクチク、ムズムズした感じ)が現れることも多いため、お口に違和感を覚えたら、早めにご来院ください。

シミ

肌にできるシミにはいくつかの種類があります。その原因も、紫外線、遺伝、ホルモンバランスなどさまざまです。
ただ一般的に多いのは紫外線によるものです。肌が日焼けするとメラニン色素が過剰に生成され、シミを生み出します。特に年齢を重ねるとターンオーバーが遅くなり、皮膚再生力も弱くなります。結果的にメラニン色素が蓄積され、シミが色濃く浮き出てしまうのです。

シミの種類

老人性色素斑
紫外線による加齢現象が原因で生じるシミです。境界が明らかであり、濃色のシミが生じます。頻繁に日焼けをしているとリスクが高くなるので、「老人性」という名称が付いていますが、10代の患者様も多くいらっしゃいます。
炎症後の色素沈着
皮膚炎は過剰な摩擦、化粧品や洗剤などの外部刺激、過度なストレス、ホルモンバランスの乱れなどによって発症リスクが高まります。皮膚炎を放置し、炎症が繰り返されると、肌の色が濃くなったり、肌が荒れやすくなったりします。
雀卵斑(じゃくらんはん)
そばかすの正式名称を雀卵斑(じゃくらんはん)と呼びます。一般的には鼻を中心に小さな斑点が分布している状態です。遺伝的な要因が強いものの、紫外線を浴びることで悪化するため、日焼け対策や保湿などのケアが欠かせません。また、思春期を過ぎると徐々に薄くなる方もいらっしゃいます。
肝斑(かんぱん)
肝斑は、鼻の下や頬などに左右対称のくすんだシミが生じることです。紫外線だけでなく、ホルモンバランスの乱れが関係していると言われており、30~40代の方に多く見られます。肝斑を予防するためにも、通常のシミ対策と同様に毎日の日焼け止めやスキンケアを欠かさないようにしましょう。また食事や生活習慣を改めて、ホルモンバランスを整えることも大切です。

やけど

やけどとは熱や薬品などによって皮膚に起こる傷害です。熱の温度、触れた時間、薬品の種類などによって治療法が異なります。

やけどの3分類

第Ⅰ度熱傷
主に表皮だけに赤みが生じたり、軽度の痛みや腫れが出たりする状態です。一般的には日焼けも該当します。
第Ⅱ度熱傷
火や熱湯が原因で表皮と真皮に熱傷(水ぶくれなど)が生じている状態です。熱傷が真皮のどこまで到達しているかで治療方針は異なります。
第Ⅲ度熱傷
表皮や真皮より深い皮下組織にまで熱傷が生じた状態です。細胞組織が壊死していることも多く、障害の度合いも大きくなります。

口内炎

口内炎には「アフタ性口内炎」「ウイルス性口内炎」「カタル性口内炎」の3種類があります。
私たちが「口内炎になった」と言うときはほとんどがアフタ性口内炎です。
アフタ性口内炎は、鉄分・ビタミン不足、ストレスや睡眠不足、口腔内の不衛生などが原因となります。

治療法としては、口内炎を抑える塗り薬や貼り薬を処方するのが一般的です。
口内炎は自然に治るケースも多いため、わざわざ病院に行くまでもないとお考えの方も多いと思います。ただ、痛みがいつもより強かったり、再発を繰り返したりする場合は気を付けましょう。
その場合は、風邪や手足口病などのウイルス感染が原因の「ウイルス性口内炎」やアレルギー反応によって発生する「カタル性口内炎」のケースも考えられます。